こんばんは、戯言草々です。
さて、いよいよロシアワールドカップ日本代表がこの後決勝トーナメント初戦ベルギー戦を迎えます。


日本代表がここに至るまでの道程は「ハリル電撃解任」にみられる様に決して楽な道のりではなかったと思います。

個人的にはあのままハリルホジッチでワールドカップ本戦を観戦したかったという気持ちには変わりはありませんが、決勝トーナメント初戦の前に話題になった「日本×ポーランド戦」における遅延行為(西野采配)について感じた事を書いていきたいと思います。
ポーランド戦でみせたボール回し(遅延行為)について思うこと
ラスト10分のボール回し。
コロンビア代表頼りの戦術。
これに関しては本当に難しい判断だったと思います。
決勝トーナメント進出が目標である日本代表チームと、日本代表が負けても頑張っている姿を見たい人々、日本人が大切にする日本の美徳、海外が思う日本人とは……などなど。
複雑かつ多種多様な考えがあの行為には向けられました。
日本代表チームとしては、
「本意ではないがこれが勝負の世界」
「決勝に進むための戦術」
美しいスポーツを見たい人々は、
「負けても頑張って攻めてほしい」
「こんなの子供見せられない」
日本人の美徳を大切にする人々は、
「こんな試合は日本人ぽくない」
「こんな事で決勝に行くのは恥ずかしい」
海外に関しては概ねマスコミで報道されている通り。
ちなみにポーランド戦におけるボール回しシーンをリアルタイムで見ていた私の感情は……、
ふざけんなよっ!
でした(笑)。
とても見ていられなかったですね。
別に汚いことをしているわけでもルールを破っているわけではない。
そんなことは重々承知しているんですが、日本代表がこんな事をするなんて予想もしておりませんでした。
確かに「勝ち上がるための手段」というのは理解できるし、決勝トーナメント進出&ベスト8以上が短期的な目標というのも分かる。
でも長期的な目標は「実力でW杯を優勝すること」のはず。
あの状況から逆転できる力があるのか、日本代表はアジア以外の世界でどれくらい戦えるのかを試す事が今の日本代表のワールドカップの位置づけだと思うんですよね。
日本が優勝候補の実力があるならあの遅延行為も分かるんですが、まだとてもそこまでではないのに決勝トーナメントに行くだけの事に何の意味があるんだろう。
そんな事を考えておりました。
ただ…
前回ブラジルワールドカップを経験した選手の気持ちは分かる
長友選手らが試合後に「決勝トーナメントに進出が出来て嬉しい!」と語っておりましたが、これに関してはすごく理解出来ます。
彼自身はもともとインテルに長期所属していたことからも分かる通り、世界でも十分に通用する選手です。
ある意味、全盛期ならサイドバックの優勝候補でもあったでしょう。
そんな世界で通用していた彼にしてみれば決勝トーナメントに進出することが目標であっても何ら不思議ではありません。
そして長友選手に限らずある程度海外で評価されている選手は同じ気持ちでいるでしょう。なぜなら彼ら海外組はすでに世界での自分の位置が分かっているでしょうから。
そして彼らは前回のブラジルワールドカップでグループリーグ敗退を経験しておりますから、それは決勝トーナメントに進出する気持ちは人一倍強いはずです。
ですので当然ですが選手達は責められるべきではありませんね。
本日のまとめ。じゃあ西野監督が悪いのか!?
こんな采配を決断した西野が悪いのかっ!?
ん~。
どちらかと言うとこんな采配をする状況を作ってしまったのがマズいんじゃないかと思いましたね。そもそも何故決勝トーナメントに進出が決定もしていないのに6人もスターティングメンバーを変更したのか…。
すべては「決勝トーナメントに進出した」という結果論で今のところは済んでおりますが、進出が出来ていなかったら相当たたかれた事でしょう。
もし選手を休ませたいのが理由ならば「だったら長友も柴崎も吉田も酒井も変えろよ!」って思ってしまいますし、もしあのメンバーで勝ちにいったんだったらそもそも監督?論になる。
とまぁ概ねこんなイライラした感情でポーランド戦を最後まで見ておりました。
そして今、冷静にこんな事を書きながら「ワーワー騒いでいるだけなのは楽だな」と自分自身を振り返っております(笑)。
いやぁ、批判しているだけの楽さっていったら無いですね。
こんな批判にはめげずに西野監督も代表選手たちも頑張ってください!
勝てば官軍!
それでは。
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