こんばんは、戯言草々です。
ついビジネス論やGoPro7の話題にかまけて、早くも手に入れた方がいる新型アイコス3やその形状だけは明らかになった新型プルームテック関連の記事が疎かになっておりました。
そんな矢先にライブドアニュースを見ていたら…
という記事を発見。
まぁ、あくまでJT社が発表した内容をそのまま記事にしたという“突っ込みどころ満載“な内容ではありますが、これをもとに久しぶりに考察していこうと思います。
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目次
プルームテックは禁煙同等。その発表した内容の詳細は…!?
※JTプレスリリースから引用
まぁ自分で言うなよっ!
という至極真っ当な突っ込みは一度置いといて、今回JTから発表された内容は簡単に言うとこんな感じです。
・紙巻きタバコ喫煙者を3グループに分ける。
1.プルームテックの喫煙へ乗り換えるグループ。
2.そのまま紙巻きタバコ喫煙を継続するグループ。
3.禁煙するグループ。
・5日間放置
1のグループはプルームテックを5日間喫煙、2のグループはそのまま紙巻きたばこを5日間喫煙、3のグループは5日間禁煙ということ。
・5日後、それぞれのグループの尿や呼気の検査
【結果】
プルームテック乗り換えグループと禁煙グループの健康懸念物質(有害物質)がほぼ同等の数値で大幅に減少した。
ただし、ニコチンは除く。
なるほど。
たしかにこのグラフ↓だけを見れば…
黄緑のプルームテックと緑の禁煙グループの数値は、一番右端のニコチンを除いて大幅に減少しています。
そして、これを調査したのは自らを“生命科学の総合大学“と示している北里大学(熊谷先生)のようです。
ただ、ちょっと言いたいことがある。
研究や調査に関して、素人である私が言うのはお門違いと思いますが、あえて2点を突っ込んでみたい。
【1】5日間放置した各グループの詳しい状況が分からない。
研究/調査の素人が突っ込みたいのはまずココ。
禁煙グループはそもそも完全に副流煙などがない状況だったのか?
まぁ今の日本のご時世で完全に副流煙が無い場所などないとは思いますが、例えば周りに喫煙者が存在するかしないかで今回の減少数値結果は変わるはず。
まぁ有名な先生なんでしょうし、大学の研究の一環でもあるだろう今回の調査ですので、恐らく禁煙グループは完全に副流煙などのない環境、プルームテック乗り換え組はプルームテック以外の副流煙などはない環境での数値なんでしょう。
逆にそうでないなら、この減少数値には何の意味もありませんからね。
が、それならばやはり「5日間どの様な環境に置かれていたか?」とプレスリリースにも明記して欲しいところ。
あえて突っ込まれるのを待っているのかな?
反タバコ団体からの。
【2】プレスリリースの最後の締めはおかしいでしょう
これは調査方法ではなくプレスリリースのとある文章に対しての突っ込みです。
本調査結果から、「プルーム・テック」の使用が、紙巻たばこの喫煙に比べ、健康懸念物質の曝露を顕著に低減させることが示されました。本調査結果は、「プルーム・テック」の使用が、喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性を支持しているとJTは考えます。
※JTプレスリリースからそのまま引用。
この部分です。
「プルーム・テック」の使用が、喫煙に伴う健康へのリスクを低減させる可能性を支持している
プルームテックを吸うと、健康リスクを低減させる?(笑)
いや~さすがにこれはないでしょうJTさん(笑)。
そもそもは禁煙自体が一番なんだし、ニコチンの事を忘れてませんか?
JTさんは「ニコチンは健康を害さない」と思っているんでしょうか?
まぁ日本語の難しさなのかもしれませんが、
「プルーム・テック」の使用は、今までの喫煙(紙巻きたばこ)より健康へのリスクを低減させる可能性を示している
こう書けば良かったかもしれませんね。
熊谷先生という方は支持はしてないでしょうに。

このJTのプレスリリースから考察出来ること。
まずは以前も書きましたが、新型アイコス3への牽制と自社のプルームテックへの自信のなさのあらわれではないでしょうか?

「今これを買うともう一個付く!」
という現状のキャンペーン戦略をみてもこれがうかがえます。
決算発表で新型プルームテックの形状は明らかにしたのにHPでは最近まで掲載もしておらず、その詳細についてはこの期に及んでまだ何も発表していない。
そもそも開発が遅れているのか、まだ隠し玉があるのか分かりませんが、完全に新型アイコス3のマーケティング戦略には話題をさらわれている。
今回の発表は暗に「アイコスは危険ですよ。プルームテックは安全の可能性が高いですよ」と示したかった、わずかながらにもジャブを打ち続けたかった。
そんなJT社の思惑が透けてしまいます。
※プルームテック公式HPから引用
ただ、この現状のプルームテックの安全性を示す調査結果は、自身が開発している新型プルームテックの足かせになりませんかね。
もし、隠し玉が「新型プルームテック(高加熱型)でも安全性に変わりありません」という調査結果なら、風向きも変わるかもしれませんが…。
ここに関しては、個人的に注目しております。

本日のまとめ。
まぁ別にどちらかの肩を持つわけではありませんが、ちょっと今回のJTプレスリリースには突っ込みどころがありすぎてJT非難記事の様になってしまいました。
個人的にはくどいようですがアイコスもプルームテックも、ニオイもなく喫煙者に迷惑をかけない、もしかするとタバコとは違う何かであっても良いのでそのように進化して欲しいと思っております。
そのようなものをどちらが開発するかは分かりませんが、そんな新しいタバコの提案を出来た方が10年後生き残っていると思っております。
それにしても、新型プルームテックですが…
なんかカッコ悪くなりましたね(笑)。
実物を見ないと分かりませんが、なんかボテッとしている。
インフルエンサーにその内ばら撒かれるでしょうから、それまでは“おあずけ“ですかね。
それでは。
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