こんばんは、戯言草々です。
遂に来ましたね。
日本たばこ産業(JT)は31日、10月1日のたばこ税増税に合わせ、紙巻きたばこや加熱式たばこなど計224銘柄の値上げを財務省に申請したと発表した。
引用:日経.com
まぁ2018年からここまではワンセット(2021年以降も段階的に値上げ予定)ですので、そこまで驚くようなニュースでは無いはずだったのですが、軒並み50円値上げは予想以上の方が多かったのではないでしょうか。
今回のJT銘柄の値上げに関しては、
・成年人口の減少や高齢化等の構造的要因
・喫煙規制の強化等の影響
・品質・ブランド価値の維持に要するコスト上昇
簡単にまとめるとこの様な理由を挙げています。
さらに付け加えると、今後もコスト上昇が見込まれるので「増税分以上の値上げをします!!」という話の様です。
思うところは色々とありますが、本日はこの「タバコの値上げ」について書いていこうと思います。

2020年10月より値上げ予定の代表的なJT銘柄
今回の申請が認可されれば、
【代表的な紙巻たばこの改定価格】
・アメリカン スピリット 530 円 → 570 円
・セブンスター、ピース 510 円 → 560 円
・メビウス、ピアニッシ 490 円 → 540 円
・ウィンストン 450 円 → 500 円
・キャメル 400 円 → 450 円
【代表的な加熱式たばこの改定価格】
・メビウス・プルームテック専用 490 円 → 540 円
・メビウス・プルームテックプラス専用 500 円 → 550 円
・メビウス・プルームエス用 490 円 → 540 円
・キャメル・プルームエス用 460 円 → 500 円
【代表的な葉巻たばこの改定価格】
・キャメル・シガー 360 円 → 400 円
・わかば・シガー 360 円 → 410 円
・エコー・シガー 350 円 → 400 円
上記の様なJTの代表的な銘柄が価格改定(値上げ)されます。
一部50円ではなく40円値上げのタバコもありますが、今後のコスト上昇を考えるなら一律値上げになりそうなところですがよく分かりませんね。
プルームテックとアイコスの専用タバコ価格比較
アイコスに関しては2020年7月31日現在の価格、プルームテックに関しては値上げ後の価格で比較をしてみたいと思います
・メビウス・プルームテック専用→540 円
・メビウス・プルームテックプラス専用→550 円
・メビウス・プルームエス用→540 円
・キャメル・プルームエス用→500 円
・アイコスマルボロシリーズ→520円
・アイコスヒーツシリーズ→470円
ご覧の通り、プルームテックがキャメルシリーズを除きすべてのタバコ価格でアイコスを上回る事になります。最大の価格差だとアイコスヒーツとプルームテックプラス専用タバコでは80円の価格差が生じます。
デバイス本体の価格ではプルームテックがアイコスに比べ半額程度で販売されておりましたが、80円の価格差で考えると3ヶ月くらいのランニングコストでイニシャルを上回る事になります。
アイコスも2020年内に専用タバコを値上げするのか!?
FDAによりアメリカでの販売も許可されたアイコスでありますが、2020年内に値上げはされるんでしょうか!?
これに関しては2018年からの新税制で「紙巻きたばこを2018年、20年、21年に1本当たり1円ずつ値上げするほか、加熱式たばこの税率を今後5年間で段階的に引き上げ、紙巻きたばこの7~8割程度まで高める」とありますので……
間違いなく値上げされるでしょう!!
値上げ幅に関してはプルームテック同様に40~50円の値上げなのか、意図的にプルームテックよりも10円程度安くするかは分かりませんが、このタイミングで値上げをしないという選択は無いでしょう。
もしかしたらアイコスの新デバイス販売などと同時に価格改定をして、値上げのマイナスイメージを濁すなんて事もあるかもしれません。
本日のまとめ。
このタイミングでJTがタバコの値上げをプレスリリースするということは、10月まではプルームエス2.0などのセール価格は手を変え品を変えで続くかもしれませんね。
それまでに自社デバイスを市場にばらまかないと、今回の値上げをすんなりとは乗り切れないでしょうから。
それにしても本当にタバコって高くなりましたよね。
今回の値上げによってタバコ離れがそこまで加速するとは思いませんが、タバコの価格が600円を超えてくるとさすがに相当数が禁煙するかもしれません。
その結果、税収などがどんどん落ちてきた場合に、政府はどんな新しい税制度を考えてくるんでしょう。
タバコ値上げのニュースを見ながらそんな事を考えてしましました。
それでは。
