こんばんは、戯言草々です。
最近ブログをさぼる癖がついてしまい困っております。
さて、本日は久しぶりに最近メディアを騒がせている「話題のニュース」について書いていこうと思います。
本日取り上げるのは
日大アメフト問題。
連日この話題を取り上げている様々なニュース番組などを見ていると、ちょっと“違和感”を感じてしまうんですよね…。
本日はそこら辺について思う事を書いていこうと思います。
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本当の被害者が置き去りになってませんかね…
現在、各メディアの論調としては、
内田監督・コーチ=悪
宮川選手=立派
ほぼほぼこんな感じだと思います。
いやいやいや。
「内田監督&コーチ=悪」は選手を管理できなかったという面においての責任は間違いなくあるのでしょうがないとは思いますが「宮川選手=立派」とはいくらなんでも言えなくないかな?
本人も認めているように単純に彼は「加害者」でしょう。
しかも仮にプレッシャーをかけられていたとは言え、あの相手のQB選手へのタックルをよく見れば分かる通り、タックルして倒した後に“ひねって”いるんですよね。
あの“ひねり”は完全にQB選手の膝なり腰なりを壊しに行っている。
ただの怪我をさせようとしているというよりかは相手の“選手生命”を奪いに行っているとしか見えません。
これらの行為を見て、
「20歳にしては立派な会見だった」
「彼も被害者だ」
とはとてもじゃないけど思えないんですよね。
被害者は明らかにQB選手でしょう。
そしてアメフト部とは関係のない日大生も被害者でしょう。
しかし宮川選手は決して被害者ではない。
「監督&コーチ=悪」「宮川選手=被害者(立派)」
このようなメディアの論調は本当の被害者であるQB選手の感情をあまりにも無視しているんじゃないかなと。
これではQB選手がまさに聖人のように「いいや宮川選手は悪くない」とでも言わなきゃいけないような状況のように感じます。
知り合いや自分の子供がQB選手と同じ状況になれば、それが監督による指示だろうがなんだろうが
「いやいや宮川、お前もふざけんな」
と私なら思うでしょう。
現状のメディアの論調は、このような本当の被害者や被害者の周りの意見を封殺させてしまうものだと思います。
そんなに監督・コーチの会見内容はおかしいかな
最近ツイッターを始めたこともあるんですが、この「日大アメフト問題」に限らずニュースで取り上げられている話題について“どのようなツイート“がされているのかを楽しみながら見ております。
今回の内田監督“緊急会見“についても関連ツイートを見ていたんですが、かなり内田監督・井上コーチ否定派が多そうです。
ニュース番組などでも今回の会見についてコメンテーター達からは「辻褄があわない」「しどろもどろ」「タックルを見てないわけがない」「なぜ1回目で交代させない」「逃げている」などなど。
まぁ感じ方は人それぞれなんでしょうが、個人的にはこの会見を見て「そんなに監督・コーチの会見内容はおかしいかな?」と思いました。
これも違和感ですね。
別に監督・コーチを擁護するわけじゃないんですが、今回の問題において決定的な証拠がまだ出てきていないのに「監督側=悪」という“決めつけ感”をどうしても感じてしまいます。
「辻褄があわない」
どこが具体的に辻褄があわないんだろう。
「しどろもどろ」
コーチは緊張していましたね。
「タックルを見てないわけがない」
なんで分かるんだろう。
「一回目でなぜ交代させない」
ここはコーチも非を認めていましたが、はっぱをかけた選手が反則をしてしまったが「まだ出場させたい」という気持ちは分かる。
「逃げている」
内田監督もコーチも司会者の終了も静止したり、同じ様な質問にもちゃんと受け答えはしていたような。
また、
「彼が嘘をついているというんですか?」
みたいな言葉も会見でありましたが、宮川選手が事実を述べている根拠は一体どこにあるんだろう。
まぁ他にもいろんな人間が“ここがおかしい”みたいなことを言っておりましたが、そのどれもが別におかしい(嘘)とは思えなかったんですが…私がおかしいのかな(笑)。
結局“指示”したことを認めなきゃおさまらなそう
そして続いての違和感。
「なぜ宮川選手をかばわない」みたいな意見がニュース番組のコメンテーターなどからありましたが、“かばう”とは一体どういう事だろう。
「宮川選手には悪いことをした」「私達の指導力不足」みたいな監督側の会見内容だったと思いますが、仮に本当に指示していない場合でも彼をかばって「指示しました」と言わなきゃいけないのかな。
それは違うと思う。
「私達の指示・指導なりが彼をそうさせてしまった」と監督・コーチ側は認めていたと思うんですけど、どうやらメディア側は不服みたいです。
すべては「指示ありき」というストーリーなんでしょうが、なんと答えるのがメディア側の正解だったんでしょう。
「すべて私達の責任です」
は会見冒頭で発言されていて責任は認めているので、やはり「指示しました」という答えなんでしょうか。
監督・選手のどちらもすべての発言をテープレコーダーで録音していたわけでもなく、自分が聞いた・発言したという内容を述べている段階でしかないのに一方的に決めつけるのは…。
いくらなんでもここが法治国家とは思えないんですが。
日大アメフト問題。本日のまとめ。
まぁ、今回の会見は恐らく誰もが想像できた内容の会見だったと思います。
質問に対しての答え方も「そう答えられたら証拠がなきゃこれ以上追及できない」であろう予想通りの答え方でした。
まだ決定的な証拠もないのに「権力側=悪」という構図に持ち込んだものの、会見では報道各社の連携もなく予想通りの展開で終わったという印象でもあります。
今回、あまりにもメディア側の論調が「監督側=悪」すぎじゃないかなと思い、なるべく先入観なしで関連ニュースなどを見たうえでその印象を書いてみました。
真実は分かりませんが今回の事件で今のところ思うのは、
「謝罪するのが遅い」
これは監督・選手どちらにも言えることで、弁護士などの関連もあるでしょうが明らかに遅すぎる。
そして、
「内田監督は選手との距離はあったんだろうし、その選手に対する感覚に相当ズレはある。監督というよりかはもっと上の存在なんだろう」
「井上コーチは激情家で過激な発言により選手を追い詰めたのかもしれない。」
「宮川選手の行為はただの暴行」
「QB選手は今後アメフトが出来るのかな」
「他の日大生が可哀そう」
「今後スポーツ指導者は何も言えなくなるかも」
「監督・コーチ・選手だれも嘘はついてないかも」
これくらいですかね。
「指示した」決定的な証拠でも出れば「監督・コーチは最悪!」ともなるでしょうが、現状ではこんな印象です。
話は変わりますが、今回の一連のニュースなどを見てドラマ「リーガルハイ」の堺雅人演じる主役弁護士の言葉を思い出しました。
死刑にしましょう。現場での目撃証言があやふやだけれども死刑にしましょう…証拠も証言も関係ない…それが民意だ、それが民主主義だ。なんて素晴らしい国なんだ。 民意なら正しい、みんなが賛成してることならば全て正しい。
だったらみんなが暴力を振るったことだって正しいわけだ。私のパートナー弁護士をよってたかって袋叩きにしたことも民意だから正しいわけだ。冗談じゃない!本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ。
自分を善人だと信じて疑わず薄汚い野良犬がドブに落ちると一斉に集まって袋叩きにしてしまう。そんな善良な市民たちだ…民意など言うものによって人一人を死刑にするのならそれはいい。
所詮この一連の裁判の正体は嫌われものを吊るそうという国民的イベントに過ぎないんですから…あなたがた五人は何のためにそこにいるんです?民意がすべてを決めるならこんなに格式張った建物も権威づいた手続きもない…
判決を下すのは断じて国民アンケートなんかじゃない。我が国の碩学であられるたった五人のあなたがたです。どうか司法の頂点にたつあなたがたの教授をもってご決断ください
今回の事件の真相が明るみになるかは分かりませんが、関係者の大人達がQB選手や他の日大生に迷惑がかからないように尽力してほしいものです。
それでは。
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