こんばんは、戯言草々です。
前回は「上司に怒られた時に絶対にしてはいけない事!」をご紹介させて頂きましたが、今回の「百戦錬磨のビジネス処世術:第7回」では多少読み手を限定するであろう内容になります。

本日の内容は
・関西から関東方面へこれから転勤される方
・関西から転勤したけど上手くいっていない方
という社会人に向けて…
関東に行く場合に絶対に注意すること!
になります。
テレビでは毎日にように関西出身の芸人さんがどのチャンネルにも出演されており、全国的にも「関西芸人はこんなイメージ」のようにある程度キャラクター性がカテゴライズされております。
しかし、そんな既知であるはずの関西人キャラクター、つまり関西の方が素のまま営業に行ってしまい大失敗するケースが多々あります。
しかも、関西の方は営業の入口に立つ前段階で失敗するケースが多い。
同じ西側地方の九州や沖縄の方はたとえ失敗することはあっても、なかなか営業の入り口で失敗することはないんですよね。
今回はそこら辺の理由について書いていこうと思います。
※処世術シリーズはココから

※関連記事はコチラ。

関西では普通な話し方(言葉)は関東では嫌われる場合が多い!
ネットで調べると「関西弁のココが嫌い/嫌われる」という様な記事で、関西弁が下品であるとか、マックがマクドであるなどその関東とは違う言い回しが嫌われる理由として書かれていることが多いです。
しかし、ビジネス社会では「マック→マクド」なんてのは正直どうでも良い事で気にされない方も多く、独特の言い回しなどは逆に興味を持たれる場合もあります。
ただ、関西弁の「話し方」に関しては問題になるケースがかなり多い。
問題になる関西弁の話し方。
ここで関東で問題になる「話し方」とは何なのか例文を用いて説明します。
例文:いや~今日〇〇に行きましてね、そこで芸能人の〇〇に会ったんですよ。たしか山田さん(取引先)は〇〇好きだったでしょ。ですからサイン貰ってきたんですよ。
この例文の関西弁の使い方が正しいかどうかは分からないですが、あくまでもニュアンスとして捉えてください。
重要な部分は赤太字で書いてある部分です。
この「~でね」「~でしょ」などは関西の方が取引先との距離感を埋めるためにあえて使っているのか、もしくはただの素なのかまでは分かりませんが、これは関東に住んでいると「えっ…!?」となるんです。
「えっ!?」というのを正確に言うと、
友達かっ!(笑/怒)
になります。
おしゃべりに夢中なのか緊張しているからなのかは分かりません。
ただ、この「~でね」「~でしょ」という話し方は関東では目上の方や取引先の方に使う言葉では無く、「~ですよ」とかもそうですがこれは友達/先輩後輩くらいの関係性同士の会話で出てくるフレーズです。
つまり、関東に住んでいる方においてこの「話し方」はビジネス上かなり失礼にあたるわけです。
しかし、この「~でね」「~でしょ」「~ですよ」を何気なく使ってしまう関西の方が非常に多い。
そして、このフレーズを使っただけで嫌われ、担当を変えられてしまった人を何人も見てきました。
で、この問題の難しい部分は「何故嫌われたのか/担当を変えられたのか」が本人に伝わらない場合が多いという事です。
何故、伝わらないのか?
それはその関西弁を不快に思った方、担当を変えたい方がその理由を説明しないケースが多いからです。
何故言わないのか?
それは当たり前ですよね。
「関西弁が嫌だから担当を変えてくれ」とか「関西弁はいいんだけど、~でしょ/~でねが嫌なんだ」なんて言えるわけありません(笑)。
そんな自らの器の小ささを公言するような理由を伝えられるはずがないんです。ですのでこの理由が本人に伝えられることは無く、理由も分からず担当を外され、それで仕事/関東が嫌になり辞めていった関西の方も非常に多い。
気を付けましょう。
問題になるのは関西弁そのものではなく、その話し方の些細な部分が問題になる事が多いという事を。
そして、“それ”は知らされる可能性が低いことを。

関西の方のその“距離感“は関東では嫌われます。
関西弁という大きな括りではなく、些細な語尾の問題だけで関東では「嫌われる可能性が高い」というのは先述した通りです。
ただ、嫌われる根本はコレです。
関西の方は距離感が近い。
関西の方皆がそうではない事を知っておりますが、こと社会人(特に営業マン)においては本当に距離感が近い。
関西営業マンと話していると疲れる。
関西営業マンはズケズケ入り込んでくる。
関西営業マンはしつこい。
関西営業マンの面白話はめんどい。
これらは何度も聞いた事のある「関西営業マンを嫌いな理由」でありますが、結局これって距離感の問題なんですよね。
関西の方は距離感を無理に近づけようとする方が多い。
もちろん営業マンですから大事なことなんですが、その距離感の埋め方は関西では当たり前でも関東ではそうではありません。
関東ではどんなに親しくなってもある程度の距離感は必要なんですが、関西の方はその距離感をかるく越えてこようとする(笑)。
話し方なども恐らくその距離感を埋める/近づけるといった関西人の気質なのかもしれませんね。
まぁ、私の様に関西弁の話し方やテンポ/言葉の掛け合いなどを好まれる関東の方は一定数います。
ただ、関西の方が思っている3倍くらいは関東の方は距離感の近さを嫌う傾向があり、思っている5倍くらいは慣れておりません。
関西弁を無理に標準語にする必要はありません。
ただ、それくらいの意識で話し方に気を付け、距離感をある程度保つように接していれば問題になる事はないでしょう。

関西弁は嫌われる!?本日のまとめ。
というわけで、本日は「関西の方が気を付けるべき関東での距離感」について書いてきましたが、少し意識されるだけでも色んなリスクを軽減できると思います。
関西ではバリバリの営業マンだったのに、関東ではあらゆる取引先で嫌われ自信を喪失し業界を去ってしまった。
よく聞く話です。
営業マンならその関西弁というものを上手く利用して、気に入られる方向性に持っていきたいですよね。
であるなら本意ではないかもしれませんが、標準語を勉強している“ふり”をするだけでも営業に有利に働く可能性もあります。
実際に「今必死に標準語を勉強しています!」みたいな事を言っていた関西営業マンが実際にその健気さで可愛がられ、仲良くなった今ではゴリゴリ関西弁で営業をしていても全く問題になっていないケースがあります。
つまり、
仲良くなればこっちのものです(笑)。
などなど、素のままで勝負するには関西弁は関東では多少のリスクがあるので、やり方は色々ありますが営業前に少し工夫をしましょうというお話でした。
それでは。
※続きはコチラ。

ビジネス関連の最新の話題はコチラ。
※関連記事はコチラ




