こんばんは、戯言草々です。
世間での評判は皆無に等しいですが、身内の人間にはそこそこ好評な「百戦錬磨のビジネス処世術」シリーズです。
前回は「時間を守るより挨拶をしっかりしたほうが出世する!」について書かせて頂きました。

そして、本日第5回目のテーマは「沈黙は金」について。
具体的に言えば「ビジネス社会。社内では本音や雄弁はNG!」という内容ですが、これをふまえて本日も“出世するタイプ“&ビジネス処世術について自身の経験から語っていこうと思います。
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※百戦錬磨のビジネス処世術はここから。

目次
何故「本音を語る/雄弁である」は社内では絶対NGなのか!?
さて、今回のテーマである「結論、黙っている奴が出世する!」というものですが、では何故「本音を語る/雄弁である」タイプは出世しないのかを説明します。
本音を語る、雄弁である…。
見方によっては勇ましく、実力者の印象もあるでしょう。
例えば、雄弁である事から一目置かれる存在になる場合もあるし、本音を語る事で信頼関係が結ばれる場合も確かにあります。
では、何故この本音を語るタイプは出世しないのか?
それは“本音”や“雄弁”が通用するのはあくまでも社外においてだからです。社内においてそれはリスクを伴う可能性があるという事です。
自社製品の駄目なところを本音で語り信用される。
自社製品を雄弁に語りその信頼性を向上させる。
よくある営業スキルですね。
確かにこの様な「本音/雄弁」は自社製品などの売込みや、その売り手の信頼性を向上させるにはかなり効果的であります。
ただ、これはあくまで社外での話。
これが社内だと…
・何かを本音で語る。
→誰かが傷つく/怒る/悲しむ可能性あり。
・雄弁である。
→嫉妬される/ミスを突かれる/足を引っ張られる。
このようなリスクが発生する可能性が高まります。
社外や営業先などで「本音/雄弁」であろうとも、それにより足を引っ張られる可能性は基本的にはありません。あるとしても信頼/信用性に関わる事でしょう。
しかし、社内においては「本音/雄弁」タイプは時に相手を傷つける/妬みを買う可能性が高く、結果的にはこういうタイプは足を引っ張られます。
特に本音よりも雄弁なタイプは自身の自慢話を得意げに話す傾向があり、全方向から妬まれる可能性が高いので気を付けましょう。
部下に本音は時にはOK。だが上司には絶対にNG。
さらに「沈黙は金」を掘り下げましょう。
社内において基本的には先に述べた通り、本音を語る/雄弁である事は出世の妨げになる可能性が高い。
しかし、中にはこんな例もあります。
・部下に本音を語ることでチームワークが向上した。
・上司に本音を語ることで信頼されるようになった。
確かにこのような例はたくさんあるでしょう。
そして個人的にも“人を見る目が優れている“と言い切れる、今まで人間関係において失敗のした事が無い方のみ「後輩への本音」はアリだと思います。
ただし、上司への本音は絶対にNGです。
厳密にいえば本音でヨイショしたいのはOKですが(笑)、本音で否定するのは何があってもしてはいけません。
繰り返し言いますが、
本音の“否定“は絶対ダメ!
・上司に本音を語ることで信頼されるようになった。
確かにこの様なケースはあります。
しかし、この様なケースには必ず続きがあるんですよね。
上司という生き物は上司という立場を演じております。
部下から本音(否定)で語られれば、自分の器を見せつける為にも「本音で語ってくれてありがとう!」みたいな言葉を平気で言います。
もちろん、本音で語った部下に一目を置く場合もあります。しかし、心根では「あの野郎…」という気持ちは永遠に残ります。
永遠にです。
そして、結局上司はイエスマンやヨイショマンを身辺に置き、必ず本音を言うタイプよりも早く出世させます。
それは社内を見れば分かる通り。
つまり、本音で語るというのは人間の性善説を信じて疑わず、仮にそれで裏切られても何も思わない、もしくは「これには深い深い理由があるんだ」と自分を言い聞かせられる人しか使うべきではないんですよね。
少しでも人間性善説を疑ってしまう方は本音は止めるべきです。
ドラマに出てくるようなナイスミドルな上司はとうの昔にその会社を辞めてますから。

出世/処世術において「沈黙は金」における良い点と悪い点
さて、社内において本音を語る/雄弁である事のリスクについてはだいぶ書きましたので、ここからは「沈黙は金」の良い点/悪い点について述べていきます。
・出世において「沈黙は金」の良い点
社内の人間関係において敵を作りにくい。
これが最も「沈黙は金」の良い点です。
いくら実力があろうとも、いくら売上を上げていようとも、そんなものは足を引っ張るタイプには関係ありません、むしろそのような人間は邪魔でしかない。
この様な人間たちは一見、人の良さそうな味方のふりをするので誤って本音を語ったり雄弁であったりすると裏で何を言われるか分かりません。
このリスクを最小限に出来ることこそが「沈黙は金」である一番の良い点です。
・出世において「沈黙は金」の悪い点
敵を作りにくいが味方も作りにくい。
これが最も「沈黙は金」の悪い点です。
本音で語らず雄弁でない場合、簡単に言えば「何を考えているのか分からない」と思われてしまいます。これでは味方や理解してくれる上司は現れにくい。
ですので最低限のコミュニケーションや挨拶などはしっかり出来ることが「沈黙は金」の大前提であります。
あと、出来れば実力が伴っていることが望ましい。実力もないのに無口では“謎な中二病“と思われかねませんから(笑)。
出世したいなら「沈黙は金」を実践!本日のまとめ。
というわけで、本日は「出世したいなら沈黙は金を知ろう!」についてご紹介させて頂きました。
色んな会社を見たり、自身の経験から書いた内容ですが、出世される方の傾向は「沈黙は金」タイプな方が本当に多いですね。
実力だけで出世できるのは課長や部長までで、それ以上だとやはり「沈黙は金」を実践し必要以上には語らない人が多いです。
実力は折り紙つきなのに本音を語りすぎて退職された方、雄弁すぎて社内で妬まれ足を引っ張られた方などは本当に沢山います。
出世を望むなら沈黙は金は絶対です。
それにしても、言いたいことを文章にするのは本当に難しいですね。
「本音のヨイショ」や「本音の否定」なんて言葉は自分でもあんまり意味わかりませんから(笑)。
それでは。
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