こんばんは、戯言草々です。
新入社員が日々さまざまな小言を言われて、結局何をしたらいいか分からなくなっているであろう11月の今日この頃。
本日は“始めたのはいんだけど方向性がさっぱり“でいまだに検討中の「百戦錬磨のビジネス処世術」第4回となります。
前回の記事では「身だしなみ関連」について書かせて頂きましたが、本日はビジネスマンの掟でもある「時間厳守」と「挨拶」についての処世術を書いていこうと思います。

結論、最も大事なのは「時間厳守」よりも「挨拶」です。
※ちなみに今回の時間厳守は「納期」とかじゃありません。納期は絶対ですから。あくまでも「時間厳守=遅刻しない」みたいな感じです。
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目次
時間を守れる(遅刻しない等)事は「=出世」ではありません
社会人になって最初に出てくるビジネスの掟。
これは「身だしなみ」「時間厳守」「挨拶」に集約されると思います。
いや、もしかすると高校生がアルバイトを始める時にも同じキーワードが最初に語られることでしょう。
それほど誰しもが口にし、ビジネスにおいては鉄の掟でもある「身だしなみ」「時間厳守」「挨拶」でありますが、結局どれが一番大事なんでしょうか?
世間一般論で考えれば「時間厳守」が一番大事な事でしょう。
どんなに挨拶がしっかり大きな声で出来ても、いくら身だしなみが完璧でも、「遅刻しちまったらお終いよっ」てな感じです。
たしかにこれは間違いではありません。
しかし不思議なことに、そんなにビジネスにおいて鉄の掟である「遅刻をしない」というのは「=出世」とはならないんですよね。
「彼は遅刻をしないから出世したよ!」なんて話は居酒屋で語られる皮肉以外では聞いた事はないはずです。
では「挨拶=出世」はどうでしょう。
これがイメージ出来る人は多いんじゃないでしょうか?
次項からこの謎を紐解いてみましょう。
時間を守れるよりも挨拶が出来た方が出世への近道な理由
挨拶出来る=出世する
これは本当なんでしょうか。
答えはイエスです。
個人的な経験、そして出世していく人物を見ている限り、遅刻をたまにしようが挨拶がしっかり出来る人物は高確率で出世する傾向にあります。
少し具体的な話をしますとこんな例があります。
「あいつはたまに遅刻している」
「俺は遅刻は一度もしたことはない」
「でも、あいつの方が可愛がられる」
「俺は真面目とは思われているだけ」
こんな愚痴を言う後輩がいます。
たしかに彼は真面目で遅刻などもなく、身だしなみはしっかり整っていました。
しかしその真面目さの反面、人見知りで挨拶をするのが苦手でした。なかなか進んで大きな声で挨拶は出来ず、その挨拶は埋もれてしまっていた。
そして、“あいつ”はたまに遅刻をする。
身だしなみはまぁ普通だけど挨拶だけは自ら進んで大きな声で深々とお辞儀をしながら出来ていた。
そんな彼らの上司の、彼らへの評価はどうだったか…?
遅刻をしていても“あいつ”の評価が高かったんです。
遅刻で減点にはなってなかったんです。
ちなみに、これは実際にいる私の後輩(2人)の話です。
そして現実に真面目な彼は“あいつ”との社内出世競争では一歩遅れをとっています。仕事量などでは遜色ないんですけどね。
では何故、このように差がついてしまったんでしょう?
挨拶は好き嫌いの指標になるが遅刻だけではそうならない
実際の仕事量も、仕事においての能力においても彼ら2人には差はなかったです。しかし、上司は“あいつ”を一方的に評価しておりました。
何故でしょうか?
……。
これは人間の心理と大きく関わっている話だからです。
人は基本的に「苦手な人嫌いな人」には挨拶をしたくありません。
当たり前ですよね。嫌いなんですから。
そしてこれは挨拶される側(受け手)にとってはこうも取れるという事です。
自分に積極的に挨拶をしない=自分を嫌い/苦手
誰かを評価する立場の人間がこんな幼稚な考えを持つこと自体の是非は一旦置いといて、これが挨拶をされない人間の普通の心理です。
「あいつは人見知りだからな(苦笑)」
こんなナイスミドルは極少数しかおりません。
そしてこれこそが「挨拶=出世」の大きな理由です。
あいつは挨拶がしっかり出来る(自分を好き)。
どうせ出世させるなら自分をすきなやつがイイ。
単純であり、かつ明確な理由です。
覚えておきましょう。
所詮人は好き嫌いで判断します。
どんなに仕事上の能力に優れていても、最終的には好き嫌いで判断されてしまうという事が世の中には溢れています。
中学生で悟っていたはずの事が、社会人になってもまだ続くことになるなんて考えては無かったでしょう。
ですがこれが現実です。
いくら遅刻をしようがしっかりと挨拶が出来ていた人物であれば、言い訳をせずにいつもの様に大きな声で謝罪すればすんなり許されてしまいます。
しかし、いくら普段真面目であっても挨拶が苦手であれば、一度の遅刻でいくら謝罪しようが挨拶してこない(自分嫌い)というイメージが強い為に強く怒られる。
そして思うのです。
「あいつは何回も遅刻しているのに俺は一回だけで…」

遅刻しない事よりも挨拶が大事な理由。まとめ。
というわけで、本日はビジネス世界においての「挨拶」の重要性についてご紹介させて頂きました。
もちろん、勘違いしないで欲しいのは「挨拶」するよりも「遅刻」を先にしてしまってはこうは上手くはいきません(笑)。
ただ、遅刻などはいくらでも挽回のしようがあるんですが、挨拶に関しては「しない=自分を嫌い」とイメージがついてしまうのでなかなか挽回が難しいんですよね。
ですので、もし遅刻癖があるなら最初は何とか頑張って遅刻をしないように努めて、挨拶が出来る(=自分を好き)イメージが出来てから遅刻をしましょうというお話です(笑)。
まぁ冗談は置いといて、時間を守れる事よりも、身だしなみが整っている事よりも、個人的には「挨拶」が処世術では一番重要だと思っています。
世間では嫌われる“ゴマすり”ですが、結局はそういう方が出世します。
そして、もれなく“ゴマすり“は挨拶がしっかり出来ます。
そういうことです。
今回もすごく当たり前な話になってしまいましたね。
それでは。
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